今朝の埼玉新聞の一面、

本日の見出しの一覧にはこう書かれていた。

『「花埋み」渡辺淳一さん死去』

私がリアルタイムで彼の小説を読み始めたのは

すでに「恋愛小説の人」「失楽園書いた人」になってからだったが、

私が好きなのは彼がまだ医者と兼業で小説を書いていた時代の

時に血の匂いや消毒の匂いがしてきそうな、

初期の医療物の短編だった。

 

「花埋み」は埼玉県出身で、

日本で初めて医師国家資格を取得した女医荻野吟子の伝記。

 

たしかに、埼玉としたら「花埋み」が最初に来るのもわかるな。

私としては晩年の作品にはそこまで惹かれていなかったけれど、

やはり好きだった作家が逝ってしまうのは悲しい。

 

先日ふと「死化粧」を読み返したばかり。

また、読もう。

 

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川口市議会議員 前田亜希

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