実は今日地元であいさつ回りをしていた際に、
ある現場に遭遇しました。
認知症と思しき高齢の女性が、
歩いていて場所が分からなくなってしまい、
警察を呼んでいたその場面でした。
幸いにしてご近所の方が
その方が迷ってしまったことに気づき、
警察が来るまで一緒にいてくださっていたのですが。
先日の一般質問でもこの件について質問しました。
もちろんすぐ身元がわかる例もあるのだと思いますが、
行政無線で放送されるのの何倍このような方がいらっしゃるのだろう、
そう思うと胸が苦しくなりました。
実際に私の知人も早朝に認知症のご家族が家を出てしまい、
長い間探し回ってようやく見つけられたということもあります。
今後認知症患者は今以上に増えていくと予想されています。
同時にこのような事例は増えていくでしょう。
認知症についても学生時代いろいろ学びましたが、
その時のことも含めて言えるのは、
“絶対”のケアはないということ。
行政においてもできることをきちんとやること、
そして私たちも認知症を知ることが、
家族に認知症がいなくても、
地域で生きていく私たちに
今まで以上に必要とされていくことなのだと思います。