他のところでも触れているかもしれません。

私が「政治」を意識したのは、
児童虐待がきっかけでした。

大学二年生の夏。
我が大学(噂の日大…)で日本心理臨床学会が開かれ、
私は学生バイトとして、
運良く発表を聞くことができました。

当時はまだ児童虐待防止法もなく、
現場で虐待を受けていると思しき子どもがいても、
心理職は何もできない、
現場に法律がついて来ていない、
そんな内容に私は大きなショックを受け、
初めて政治の意義を考えさせられたのでした。

あれから15年以上。

全く前進していないと言うつもりはないけれど、
また、子どもの命が虐待によって奪われてしまった。

親の意志よりも、
子どもの命のほうがはるかに大事なはずなのに。

児童虐待については議会でも取り上げてきたし、
機会があれば勉強会やシンポジウムに参加してきましたが、
改めてあまりに無力な自分、
そして今回の事件に腹が立ちます。

子どもが健全に育つ権利は、
親であっても侵害することは許されない。

今回の虐待死を無駄にさせぬよう、
国にはさらなる議論と法整備を求めたい。

そして、川口でも、
担当課は人数が少なくてアップアップしています。
(でも、すごく頑張ってくれています)
少なくとも、まずは担当職員を増やせるように、
併せて基礎自治体レベルで何ができるか、
更に考えていきたいとおもいます。

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川口市議会議員 前田亜希

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